タグ検索:a-blogcms , 静的書き出し

a-blog cmsはプロフェッショナル版以上のライセンスで、cmsから静的サイト運用に必要なファイルを丸ごと書き出しする「静的書き出し」機能を利用することが出来ます。

・a-blog cms オフィシャルサイト サイトを静的書き出しする
https://developer.a-blogcms.jp/document/operation/entry-2856.html

この静的書き出しは、基本的なa-blog cmsの運用方法(サーバでcmsのプログラムが動作している状態)とは違い、htmlなどを静的なファイルとして書き出すため、セキュリティ向上、高速な表示、負荷軽減など大きなメリットがあります。しかしその反面、更新をする際に「cmsを更新→静的書き出し→テストサーバで確認→本サーバへアップロード」の様に、サイト更新時の手順が増えます。

いくつかコツがあるので、事前に静的書き出しの仕様をよく把握することが大切となります。思い通りに書き出されているかを確認する為に、cmsを設置するサーバ、書き出したファイルを確認するテストサーバ、公開用の本サーバの3つの環境が必要となります。

また、ブログ単位で書き出される仕様のため、更新頻度やコンテンツのボリュームを考慮して、どの様にブログ構成を立てるかが大切になります。サーバのスペックにより一度に書き出しが出来るエントリー数にも限界がありますので、あまりに多い場合は、ブログを分けたり、jsで処理するなど配慮する必要があります。

作り手としてはサーバでシステムが動いていた方が構築も運用も楽ですが、世の中で不正アクセス、サイトへの攻撃などの被害が増えている現状も考えると、今後小規模webサイトでも静的書き出しがサイト構築の方法として重要になってくるとは思います。この点、a-blog cmsでは静的書き出しが標準機能として設けられていますので非常に心強いです。

サーバによっては環境をうまく使い分けることで、静的書き出しから本番アップまでの流れを半自動化出来るものがあるかもしれません。このあたりは今後模索していきたいところです。