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弊社は名古屋のWeb制作会社ですので「Web制作会社 名古屋」や「ホームページ制作会社 名古屋」などのキーワードで検索上位に上がると嬉しいのですが、業種・営業内容・商品など、Webサイト毎に目的に合わせた重要視されるキーワードがあると思います。

この検索キーワードですが、せっかくSEOを意識して施策をしていても、キーワード自体が的外れでは正しい成果を得ることができません。また、キーワードの方向性は合っていても、そもそも需要がない・認知されていない場合は、キーワードの表現を少し分かりやすくするなど、調整した方が良い場合もあります。

しっかりと目標を見定めて目的地を決める為には、まず対策する検索キーワードについて知る必要がありますので、今回はキーワード例として「Web制作会社」と「ホームページ制作会社」を比較しながら「地域性」も踏まえて、キーワードを決めるコツを考えてみようと思います。

キーワードを知る

まずは例としてあげた2つのキーワード「Web制作会社」と「ホームページ制作会社」を調べてみます。
調査方法につきましては、弊社の業務内容にもなりますので詳細は控えさせていただきますが、Googleが提供している「Google Trend」や、専用のキーワード調査ツールなどを使い調査します。また「Google Search Console」などで、すでにサイトに流入しているキーワードを調べて強化するというのも良いかもしれません。

メインのキーワード自体が決まらない場合は、まずWebサイトの主題にまつわる関連キーワード(サジェスト)などを調べると良いと思います。今回の例は似た2つのキーワードになりますが、実際に調べてみると下記の様に結果に少し違いが現れました。



ホームページ制作会社 ホームページ制作会社 名古屋 Web制作会社 Web制作会社 名古屋
月間検索数 2400 140 6600 110
競合性 60 22 36 30
想定難易度 34 30 32 30

「月間検索数」は数が多いほど1ヶ月に検索されている回数が多く、「競合性」は数が多いほど競争率が激しいとされています。実際の数では無く、あくまでもツールが割り出した目安ですので参考値としてください。キーワードにもトレンドがありますので、時期や期間で変化するものもあり、トレンドを意識する場合もあります。

今回のキーワードについてひとつポイントがあるのですが、前提としてWebについて詳しい方は、私たちの様な会社を「Web制作会社」と呼びますが、一般的なお客様やそれほどWebについて詳しくない方は「ホームページ制作会社」と呼ばれることが多いです。
ホームページはWebサイトのトップページを指すため厳密には違いますが、一般的に使われている言葉の意味合いとしての認識は似ており、Googleでは「Web制作会社」「ホームページ制作会社」のどちらでもヒットすることがあります。

ただ、昔はSEOをする際に表記の揺らぎも意識し、両方のキーワードを上手に使うこともありましたが、ページ内に同じ意味を持つ複数の単語が混在することに違和感がありますし読みにくくなりますので、今はユーザーの目線に立ちしっかりとキーワードを見極めて選定された方が良いと思います。

今回調べて面白かったのが「ホームページ制作会社」と「Web制作会社」だけを比較した際に、圧倒的に「Web制作会社」の方が多いのですが、「名古屋」という地域性が加わると「ホームページ制作会社」の方が多くなりました。この結果から、名古屋エリアでは「ホームページ制作会社」と調べる可能性が高いという傾向がわかりました。

この様にキーワードのチョイスにも地域性が出ますので、キーワードを選ぶ際に配慮されると良いと思います。また、このエリアについては「都道府県」「市」「地域」「駅」などで変わってきます。エリア名をつける場合は、どれくらいの大きさのエリアで絞り込むことが適切かを、営業範囲や検索ボリュームなどを調べて設定されると良いのではないでしょうか。「地域名」と「駅名」が同じ場合などもありますので、エリアによっては注意して検討する必要があるかもしれません。

また「競合性」をみると「ホームページ制作会社」と「Web制作会社」の検索数に反して「ホームページ制作会社」の方が競合が多い結果となっています。検索需要が多く競合が少ない方が、良い順位が取りやすく効果が出やすいともいえますので、競合性の部分も目安にすると良さそうです。

「想定難易度」も意識する必要があります。こちらが高すぎるとビッグワードとなり、そもそもSEOで高順位を狙うこと自体が難しくなりますので、ご自身のWebサイトで「実現が可能か?」「足りない場合は何を補強するのか?」、関連キーワードなどから「狙いやすいキーワードに変更するのか」などを検討する必要があります。今回は2つのワードであまり差がない為、こちらは特に意識せず対策してみます。

競合サイトの調査

キーワードを決める際には、競合サイトを調査する場合もあります。
競合サイトが流入を稼いでいるキーワードが分かれば、そのキーワードについて対策し競合から順位を奪うことで、流入を得ることができる可能性があるからです。競合サイトの流入キーワードは調査が可能ですので、調査結果から効果が高いキーワードの選定が出来ますが、この場合は競合サイトと順位を争うことになりますので、Webサイトやドメイン全体をみて足りない要素を補う方法を考えるなど、Webサイトの全体的なパフォーマンスを上げていく必要があるかしれません。

最後に

今回のキーワード選定は、結果的に「ホームページ制作会社」と「Web制作会社」で比較して、弊社では「Web制作会社」にて対策することにしました。理由としては、まず「Web制作会社」が正しいこと、そして全国で圧倒的に検索数が多いこと、名古屋エリアでは少ないですが、比較して大きな差はついていないこと、そして競合が少ないことです。

これでしばらくお試しをして、日々結果をモニタリングしながら様子を見ようと思います。
「Web制作会社」で効果が出ることには「ホームページ制作会社」でも何かしら検索結果に表示される可能性がありますので、またそのあたりも踏まえながら判断していこうと思います。


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