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a-blog cms Ver.3.2.0 RC版が公開されました
記事を書いた人:Webデザイナー 新謙二
ついにa-blog cmsの次期バージョンの全貌が判明。Ver.3.2.0 RC版が公開されました
以前からa-blog cms Ver3.2の開発について、勉強会などで新機能のお話は伺っており、まだかまだかと楽しみにしていました。
当初は今年の春頃にリリース予定だった記憶がありますが、新機能の実装やUIの改善など非常に多くのアップデートを含んでいるためこの時期にずれ込んでしまった様です。
現在はRC版ということで、ここからは機能などについては変更をせずに、正式版リリースに向けて調整をされていくとになるのだと思います。正式版のリリースは9月上旬とのことであと少しです。待ち遠しいですね。
弊社はa-blog cmsのビジネスパートナー(そしてエキスパート)として、魅力ある製品を利用できることの方が、お客様にとって価値があると思っていますので、多少のリリース時期のずれは気にしておりませんでした。しかし実際に全貌が見えてくるとその期待感は大きく「早く試してみたい、早く実務で使いたい」という欲(希望)が湧いてきます。
a-blog cms Ver.3.2.0のここが凄い
では、気になる新機能や変更点などをご紹介させていただきます。
下記はa-blog cmsオフィシャルサイトにて公開されている情報になりますので、詳細が知りたい方はオフィシャルサイトの「a-blog cms Ver. 3.2.0 RC版 を公開しました」をご覧ください。
・a-blog cms Ver. 3.2.0 RC版 を公開しました
https://developer.a-blogcms.jp/blog/changelog/acms-302rc.html
a-blog cms Ver.3.2.0の新機能
- 標準テーマを刷新(site, beginner, develop)
- ブロックエディターの追加
- Twigを利用できるテンプレート機能を追加
- グループユニットを追加
- jpeg・png 画像をWebP画像に変換するオプションを追加
- 自動オンラインアップデート機能を追加
- WordPress eXtended RSS(WXR)形式でのエクスポート機能を追加
- ストレージをローカルではなくAWS S3に保存できる仕組みを用意
- 組み込みJSに「htmx」を追加
- Vite 連携機能を追加
a-blog cms Ver.3.2.0ではa-blog cmsの最大の特徴であるエントリーのユニットシステムに、非常に大きな機能追加があります。モダンなブロックエディタや待望のグループユニットなど、日々の更新に欠かせない編集機能の大幅な進化となります。評判の良いa-blog cmsのユニットシステムに新しい機能が追加されることで、柔軟な更新方法への対応ができますので、今後のサイト運営・更新がよりスムーズになることが期待できます。
また、管理ページのUI改善による日々のメンテナンス性の向上や、自動オンラインアップデート機能は、サイト管理者には非常に嬉しい機能になります。特に自動オンラインアップデートは、バグフィックスやセキュリティ対応として待望の機能となります。アップデート対象はパッチバージョンのみとなりますので、安心してご利用いただけるのではないでしょうか。(ただし、万が一のアップデート時の事故を避けるために、弊社では月額でサイト管理作業をご依頼いただけるお客様のみ、「自動オンラインアップデート」対応とさせていただこうと思っております。何卒ご理解のほど宜しくお願いいたします)
また、こちらは専門的なお話になりますが、htmxというJavaScriptを使わずにHTMLの属性を記述するだけで、AJAX通信や動的なUIの更新を可能にする軽量なJavaScriptライブラリが利用可能となりました。このライブラリを利用することで、ページの遷移時にブラウザでページを再読み込みせず、瞬時にページの一部を変更することができるので、ユーザー体験を向上することができます。Webサイト制作での大きな強みになりますので、htmx機能はどんどん利用していきたいと思っています。
上記では触れていないですが、新しいテーマ・twig対応・Webp変換など、これから使っていく中で良さを実感するものが多々あると思います。今回のアップデートはサイト運営者・管理者・制作者にとって非常に大きいものになりますので、今後も情報収集を続けていきたいと思います。
改善・修正した変更点
- 対応PHPバージョンの変更(php8.1.0 - php8.4.x)
- エントリ編集画面を改修
- エントリー管理画面を改修
- モジュール管理画面を改修
- メイン画像にカスタムフィールドを設定できるように改善
- WebP画像をそのままアップロードできるように改善
- メディア機能でHEIC画像のJPEG変更に対応
- メディア機能の代替テキストに改行が使えるように改善
- メディア一覧の検索条件に「自分のメディアのみ表示」を追加、またファイル名検索をキーワード検索に変更
- カスタムユニットのデータがテキスト置換の対象外になる問題を修正(シリアライズせずに保存するよう改善)
- ログインユーザーの最終アクセス時間を、ダッシュボードおよびユーザー・会員一覧で確認可能に
- 会員ログインに有効・無効のオプションを追加
- 表側のエントリー編集画面を廃止し、同様の編集機能を管理画面内に移設
- カスタムフィールドメーカを改善
- シンタックスハイライト用のライブラリを Google Code Prettify から highlight.js に変更
- 組み込みJSのバリデーターをアクセシビリティ対応
- ACMS.addListener 使用時に、event.detail でカスタムイベントのデータを取得できるように
- API機能で新しいV2モジュールに対応
新機能だけではなく既存の機能にも改修・変更が入っております。
より良いものにするための変更ではありますが、旧バージョンからのバージョンアップ時に新バージョンで利用できない機能もありますので、注意が必要な部分になります。対象は古く使われなくなった機能がメインにはなると思いますが、組み込みjsなどは一部の機能が廃止・非推奨とされる予定も聞いておりますので、アップデート時には代替え機能が必要になる部分もあるかもしれません。
最後に
今回はa-blog cms Ver.3.2.0 RC版のご紹介をさせていただきました。
非常に待ち遠しくドキドキしますが、正式版のリリースまであと少しです。
弊社のお客様はa-blog cms利用率が高いので、より良いご提案ができる様に情報収集は欠かさず行なっていこうと思います。
また、今回のa-blog cms Ver.3.2.0に合わせて、弊社でもa-blog cms Ver.3.2.0を利用した新しいサービスを予定しております。
こちらの情報もぜひ楽しみにしてお待ちください。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。