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日々の出来事

ご利用中のCMSが、どの様な状態でサポート(※1)されているか気になる方も多いと思います。
弊社が利用している a-blog cms は、セマンティックバージョニングを採用しており、新しいマイナーバージョンがリリースされた後でも、一定期間は古いバージョンの不具合やセキュリティを修正したフィックスバージョンをリリースしています。

・a-blog cms サポートについて
https://www.a-blogcms.jp/support/

定期的にメンテナンスのご依頼をいただき、バージョンアップされているサイトは問題がない場合がほとんどですが、サイトを構築してから年数が経過してもメンテナンスをされていない場合は、サポート期限が終了している場合もありますのでご注意ください。
ただ、a-blog cms の素晴らしいところは、期限が切れてしまった場合も、サポート対象バージョンまでバージョンアップする事で、再びサポートを受ける事が可能になります。

そこで、気になる現在のサポート期限ですが、、、

現在のサポート状態(2020/01/30)

下記の表から、現在のサポート状態がご確認いただけます。
・フィックスバージョンのリリース:Ver.2.8以上のバージョンから対応
・不具合修正:マイナーバージョンリリース日から2年間
・セキュリティ修正:マイナーバージョンリリース日から5年間



バージョン 最終バージョン マイナーバージョン
リリース日
不具合修正
(期限日)
セキュリティ修正
(期限日)
1.7 1.7.0 2013/06/24 - -
2.0 2.0.1.1 2013/12/18 - -
2.1 2.1.1.4 2014/06/23 - -
2.5 2.5.1.3 2015/04/23 - -
2.6 2.6.1.4 2015/12/25 - -
2.7 2.7.34 2017/03/30 - -
2.8 メンテナンス中 2018/03/26  2020/03/26  2023/03/26 
2.9 メンテナンス中 2018/10/09 2020/10/09 2023/10/09
2.10 メンテナンス中 2019/02/28 2021/02/28 2024/02/28
2.11 メンテナンス中 2019/12/17 2021/12/17 2024/12/17

各バージョンこの様な状態になっています。
残念ながらver2.7以前は、セマンティックバージョニング導入前となりますので、すでにサポートは切れております。もし現在ご利用中の a-blog cms のバージョンが古い場合は、ぜひバージョンアップされる事をお勧めいたします。サポート状態はもちろんですが、機能やパフォーマンス・セキュリティなどでも大きく差が出ますので、必ずメリットがあります。

また、もしサイトの見た目がそのままでも、バージョンアップだけすることも可能ですから、バージョンアップはしておいた方が絶対良いです。バージョンが古い方は、ぜひバージョンアップして安心・快適にご利用いただければと思います。

a-blog cms をご利用中の方で、何か心配な点やご不明な点がございましたら、ぜひお気軽に弊社までお声がけください!

※1:この場合のサポートとは、a-blog cms のフィックスバージョンのプログラムが提供されることを意味しております。技術的なサポートではございませんので、あらかじめご了承ください。


昨年末になりますが、弊社で利用しているa-blog cmsの最新バージョン2.11がリリースされました。
弊社でもすでに利用していますが、今回のバージョンアップでも沢山の新機能がありますので、ご利用いただくお客様には多くのメリットを感じていただけるのではと思っています。また、新しいライセンス体系が設定されましたので、運用に合わせた導入方法の選択肢が広がりました。

・a-blog cms Ver. 2.11リリース
https://developer.a-blogcms.jp/blog/changelog/release211.html

詳細はオフィシャルサイトの情報をご覧いただくとして、個人的に嬉しいのはこの辺り。

・セキュリティの強化(ログイン操作ミスによるロック機能、二段階認証など)
・パフォーマンスの改善(モジュールのキャッシュ機能、lazy-load系など)
・新しいリッチエディターユニットの導入(PaperEditor)
・PDFのプレビュー機能
・エントリーの一括変更機能(既存エントリーを一括で修正可能になる)

えっと、新機能のほとんどですね。
でも、本当に素晴らしい機能が追加されたので、これから益々より良いサイト作りができると思います。特にセキュリティやパフォーマンスの向上は、現場で求められていますし、PaperEditorはユニットベースのa-blog cmsの自由度を高めてくれるものになると思います。

あとは、メンテナンスポリシーの明確化というのも嬉しい情報です。今後利用バージョンのリリース日から、バグ修正は2年間、セキュリティ修正は5年間となりました。このあたりも明確化されることで、お客様にもご理解いただきやすくなると思います。弊社のお客様でも、いまだに10年ほど前のバージョンをご利用中のお客様もみえます。この場合、バグだけでなくセキュリティに関しても対応できておりませんので、ぜひこの機会にバージョンアップをご検討いただけると幸いです。

ぜひ、自社サイトにお悩みをお持ちの皆様、
新しくなったa-blog cms ver2.11で、サイトをより良くしてみませんか?


先日、公式サイト上にて合格発表があり、無事「色彩検定UC級」に合格しました。
サイト上では番号の確認だったので、万が一見間違えていたら・・・と思い、ブログに書くのを躊躇していました。

昨日、合格証書と資格証が届き、やっとエントリーを書くことができました!8月28日にこのブログで宣言をしてから4ヶ月、「合格」の報告ができてうれしいです。
UC級の合格者には、色彩検定協会から資格を付与されますので、私は晴れて「UCアドバイザー」となりました。

みなさま今後ともよろしくお願いいたします。


先日、色彩検定UC級を受験してきました。

このブログで受験宣言をしてから3ヶ月弱、近頃はブログも停滞していましたが、細々と勉強を続けておりました。
UC級は始まったばかりの試験なので、過去問題集が昨年の1回分しかなく、その内容を熟読しつつ、未出題の内容をひたすら読み込むという勉強法をしてました。
帰宅後の解答速報サイトによる、自己採点を行い、すこしホッとしている状況です。

今回の試験を受けて気が付いた、というか常々悩んでいた私の視力が、この試験のテーマと同じく、今後配慮していくべき年齢に達したのだなという印象です。
あのマークシートの薄いオレンジの数字が見辛くて、あと鉛筆でマークした箇所が光で反射すると、ちゃんと塗れているのか分からないんです。塗りに時間がかかりすぎて、最後の問題が終わる頃には、制限時間5分前。最初から通して見直しする時間はありません。

私は現在、遠視のメガネをかけているのですが、もう年齢的には遠視なのか老眼なのかという状況なので、今回の試験は色々とギリギリでした。
そこで、まさに今回の試験で勉強した、「高齢者の色の見え方」を思い出しました。

  • 高齢者は色の弁別能力が低くなったり、色自体の見え方が若齢者と異なってきます。
  • 網膜に届く光の量は、20歳を基準にすると50歳では約50%、60歳では約66%も減少するといわれています。
  • 色の弁別能力は、20歳半ば頃が最も優れ、その後年齢が高くなるに従い、徐々に低下していきます。低下の度合いは個人差が大きいです。
  • 高齢者は、視野内に明るい光があると、まぶしさ(グレア)をより強く感じるようになります。

などなど

以前、3・2・1級を勉強していた頃は、色覚特性の項目を試験対策として覚えてはいたけれど、正直実感はなく他人事のように捉えていた気がします。それに高齢者の見え方については、もっとボリュームが少なかったように記憶しています。
時間を経た今、自分にも色々な項目が当てはまるようになってきて当事者なんだと自覚しました。

今までアクセシビリティやバリアフリーを特殊な方への配慮として捉えていましたが、そうではなく、年齢・性別・障害・国籍など関係なく全ての人が同じように過ごすことができることを目指すものなのですね。だから受講級の名称がUC(色のユニバーサルデザイン)なんだと思いました。

次からは様々な色の見え方について書いてみたいと思います。


人の眼について

最終的に「色」を感じるのは、「人」です。
「色」は眼に到達した光を処理することで認識することができるのです。

受光する


光は黒目「虹彩」の中心にある小さな穴「瞳孔」から、眼球の中に入り、ピントを調節する「水晶体」を通り、さらに「硝子体」を経て、眼の内側にある「網膜」という細胞に届きます。
「網膜」では、明るい所で働く「錐体」と、暗いところで働く「桿体」という2つの視細胞があり、光を受け取ります。
「錐体」には、長波長(主に赤)を感じるL錐体、中波長(主に緑)を感じるM錐体、短波長(主に青)を感じるS錐体の3種類があり、この3つからの情報が、色を感じる元となります。
ちなみに「桿体」は主に明暗(白黒)の情報を感じます。暗がりでもある程度見えるのは「桿体」が働くからです。


錐体の感度

反対色へ分類する


3つの錐体からの情報は信号となって「網膜」から脳の視覚情報を処理する部分を通って後頭部に届き「色」と認識されます。
脳に届く途中で、3つの錐体からの情報(LMS情報)が、赤と緑ならどっち、青と黄ならどっちかを2対の反対色と、明るさ(白と黒)の3種類のユニットで分類され信号として脳へ送られるのです。

反対色の原理は、4原色の考え方で、向かい合う色は同時に存在しないということで分類するようです。
例えば緑には黄色と青の要素はあるけど、赤の要素はない。(赤みの緑は存在しない)ということでこの考え方があるようです。

ちなみに、この反対色というのは、いわゆる補色とは少し違い、補色は色相環上で反対側に位置する色なので、黄色の補色は青紫です。


反対色

色の分析と統合をする


3種類のユニットから送られる信号を受けて、脳は「光」がどの色あい(色相)で、どのくらい明るく(明度)、どのくらいあざやかなのか(彩度)、そしてどの系統(ブルー系、ピンク系など)の色なのかの分類を行います。


光から色への処理ステップ

ここまでが「人」が「色」を見る(認識)機能についてです。この概念がわかれば、色覚特性のことを理解しやすくなると思います。