ブログ

日々の出来事

先日、公式サイト上にて合格発表があり、無事「色彩検定UC級」に合格しました。
サイト上では番号の確認だったので、万が一見間違えていたら・・・と思い、ブログに書くのを躊躇していました。

昨日、合格証書と資格証が届き、やっとエントリーを書くことができました!8月28日にこのブログで宣言をしてから4ヶ月、「合格」の報告ができてうれしいです。
UC級の合格者には、色彩検定協会から資格を付与されますので、私は晴れて「UCアドバイザー」となりました。

みなさま今後ともよろしくお願いいたします。


先日、色彩検定UC級を受験してきました。

このブログで受験宣言をしてから3ヶ月弱、近頃はブログも停滞していましたが、細々と勉強を続けておりました。
UC級は始まったばかりの試験なので、過去問題集が昨年の1回分しかなく、その内容を熟読しつつ、未出題の内容をひたすら読み込むという勉強法をしてました。
帰宅後の解答速報サイトによる、自己採点を行い、すこしホッとしている状況です。

今回の試験を受けて気が付いた、というか常々悩んでいた私の視力が、この試験のテーマと同じく、今後配慮していくべき年齢に達したのだなという印象です。
あのマークシートの薄いオレンジの数字が見辛くて、あと鉛筆でマークした箇所が光で反射すると、ちゃんと塗れているのか分からないんです。塗りに時間がかかりすぎて、最後の問題が終わる頃には、制限時間5分前。最初から通して見直しする時間はありません。

私は現在、遠視のメガネをかけているのですが、もう年齢的には遠視なのか老眼なのかという状況なので、今回の試験は色々とギリギリでした。
そこで、まさに今回の試験で勉強した、「高齢者の色の見え方」を思い出しました。

  • 高齢者は色の弁別能力が低くなったり、色自体の見え方が若齢者と異なってきます。
  • 網膜に届く光の量は、20歳を基準にすると50歳では約50%、60歳では約66%も減少するといわれています。
  • 色の弁別能力は、20歳半ば頃が最も優れ、その後年齢が高くなるに従い、徐々に低下していきます。低下の度合いは個人差が大きいです。
  • 高齢者は、視野内に明るい光があると、まぶしさ(グレア)をより強く感じるようになります。

などなど

以前、3・2・1級を勉強していた頃は、色覚特性の項目を試験対策として覚えてはいたけれど、正直実感はなく他人事のように捉えていた気がします。それに高齢者の見え方については、もっとボリュームが少なかったように記憶しています。
時間を経た今、自分にも色々な項目が当てはまるようになってきて当事者なんだと自覚しました。

今までアクセシビリティやバリアフリーを特殊な方への配慮として捉えていましたが、そうではなく、年齢・性別・障害・国籍など関係なく全ての人が同じように過ごすことができることを目指すものなのですね。だから受講級の名称がUC(色のユニバーサルデザイン)なんだと思いました。

次からは様々な色の見え方について書いてみたいと思います。


人の眼について

最終的に「色」を感じるのは、「人」です。
「色」は眼に到達した光を処理することで認識することができるのです。

受光する


光は黒目「虹彩」の中心にある小さな穴「瞳孔」から、眼球の中に入り、ピントを調節する「水晶体」を通り、さらに「硝子体」を経て、眼の内側にある「網膜」という細胞に届きます。
「網膜」では、明るい所で働く「錐体」と、暗いところで働く「桿体」という2つの視細胞があり、光を受け取ります。
「錐体」には、長波長(主に赤)を感じるL錐体、中波長(主に緑)を感じるM錐体、短波長(主に青)を感じるS錐体の3種類があり、この3つからの情報が、色を感じる元となります。
ちなみに「桿体」は主に明暗(白黒)の情報を感じます。暗がりでもある程度見えるのは「桿体」が働くからです。


錐体の感度

反対色へ分類する


3つの錐体からの情報は信号となって「網膜」から脳の視覚情報を処理する部分を通って後頭部に届き「色」と認識されます。
脳に届く途中で、3つの錐体からの情報(LMS情報)が、赤と緑ならどっち、青と黄ならどっちかを2対の反対色と、明るさ(白と黒)の3種類のユニットで分類され信号として脳へ送られるのです。

反対色の原理は、4原色の考え方で、向かい合う色は同時に存在しないということで分類するようです。
例えば緑には黄色と青の要素はあるけど、赤の要素はない。(赤みの緑は存在しない)ということでこの考え方があるようです。

ちなみに、この反対色というのは、いわゆる補色とは少し違い、補色は色相環上で反対側に位置する色なので、黄色の補色は青紫です。


反対色

色の分析と統合をする


3種類のユニットから送られる信号を受けて、脳は「光」がどの色あい(色相)で、どのくらい明るく(明度)、どのくらいあざやかなのか(彩度)、そしてどの系統(ブルー系、ピンク系など)の色なのかの分類を行います。


光から色への処理ステップ

ここまでが「人」が「色」を見る(認識)機能についてです。この概念がわかれば、色覚特性のことを理解しやすくなると思います。


最近仕事で利用していた外付けHDDがクラッシュし、データが書き込めなくなるという事がありました。
今回は幸いデータは読み込めたので、バックアップを取りフォーマットして再利用しています。容量が3TBと大きく作業に2日間程かかりましたが、今回は無事復旧できてホッとしたところです。

しかしディスクが完全にクラッシュしてしまった場合は、データが取り出せない場合が多々あります。前回壊れたディスクは復旧できず諦める事になりました。また、どうしても必要なデータの場合は業者に頼むことになりますが、復旧出来たとしても費用は高額で結局は諦めることがほとんどだと思います。

長年PCを使った仕事をしていると、数年に一度の頻度でこの様な事態に遭遇します。今まではその都度ディスクを買い替えて対応してきた訳ですが、今回は社内環境を見直し、XSERVERが提供しているクラウド型高速オンラインストレージ「XDRIVE」を導入する事にしました。

このXDRIVEですが、使ってみると高速でブラウザでの操作も分かりやすく快適です。ビジネスのプランなら、ひとり 9,072円(税8%込)/年で月で割ると756円とかなりリーズナブルです。考え方にもよりますが、大体2年に1度位はスタッフ誰かの外付ディスクが壊れるので、XDRIVEが2年で18000円位のコストと比較すると、外付けHDが壊れるリスク・データの保守・壊れた際の復旧作業の時間などを踏まえ、かなりお得ではないでしょうか。

またクラウドだという事や、共有設定・外部への公開設定もできるので、結果的にXDRIVEを導入する事でDropboxをやめる事ができました。これは本来の用途的にDropboxとXDRIVEは異なるのですが、弊社の場合はDropboxが社内の共有クラウドディスク化していましたので、XDRIVEで十分代用できたという感じです。

ということで、Dropboxは有償のPlusプランをスタッフ人数分使っていたのですが、全て無料プランにダウングレードしました。Dropboxは紹介などによって無料プランでもある程度ディスク容量を確保できるので、弊社の場合は数GBあればクライアント・外部とのデータのやりとりにも困ることは無く、結果的に固定費のコストダウンにつながりました。

色々と便利なサービスは多いので、つい始めてしまうと見直す機会を逃しがちですが、最近のサービスは固定費用がかかるクラウドサービスが多いため、始めてばかりいるといつの間にか固定費が膨らむという事になります。今回は必要なものを見極め、不要なものは見直す良い機会となり、導入して良かったです。

現在XDRIVEの他に古いサーバも見直し中です。特にサーバは最新のものに置き換える事で、同じコストでも高性能化する事がほとんどです。この様な固定サービスは、定期的に見直しながら良いものがあれば取り入れるという取り組みが大切だと思います。

弊社はWebサイト制作やデザイン制作が主な業務ですが、この様なPC周辺のご相談も対応可能ですので、何かにお困りの際はぜひお気軽にご相談ください。

・XDRIVE
https://www.xdrive.ne.jp/

・XDRIVEをご契約の際にぜひご利用ください(弊社お取り次ぎ)
https://www.xdrive.ne.jp/agency_via/?cd=XAFSLX&type=server


Webサイトの評価基準って色々あると思いますが、ひとつの指標としてGoogle ChromeのAuditでのチェックがあります。
Auditには「Performance」「Accesibility」「Best Practices」「SEO」「Progressive Web App」の5つの項目がありますが、通常のWebサイトでは「Progressive Web App」を除いた4つの項目での評価を参考にしています。

このブログでも他のエントリーで書いていますが、速度アップのためのチューニングやWebアクセシビリティ向上への取り組みなど、Webサイトの根っ子の改善がWebサイト自体の価値を高める大切な要素になっていると思います。Webサイトというものは、世界中の情報が手軽に得られるというアクセシブルものなので、この考え方はとてもシンプルでわかりやすいものだと思います。

このサイトもこの4つの項目を意識して調整をしていますが、全ての項目をパーフェクトにすることは難しいです。ただ「Accesibility」などは、無計画に作っても満足な結果になる事は無いので、しっかり意識した上で、何にどこまで対応するのかを検討することが一番大切なのかもしれません。そしてこの改善を積み重ねていく事が最も重要なんだと思います。



現在の弊社サイトの状態です。まだまだ改善の余地はありそうです。